8/20(土)に、大分大学医学部(挾間キャンパス)スキルスラボセンターで、大分県下の研修医対象に超音波ガイド下CV・PICC穿刺セミナー2022を開催致しました。

昨年はオンライン配信を組み合わせたハイブリッド開催でしたが、今回は本来のハンズオンに立ち戻り、対面のみで講演の部・実技の部を合わせた3時間を超えるセミナー開催となりました。大分県内の各病院施設から13名の皆様に参加いただきました。

例年のイベントではありますが、私たち麻酔科学講座と致しましても、大分県医療におけるスタッフ間の臨床能力を底上げするうえでよい業務となったと考えております。

実際に参加した皆様、いかがだったでしょうか。
侵襲的処置の中でも比較的実施頻度が高く、重篤な合併症を発生する危険をはらむ中心静脈穿刺手技は、今後、いわゆる「サーティフィケーション（三者間認証制度、ライセンス制度）」を求められるようになってきます。
いち早くこの分野での実技を習得できるシステム作りは私たちの役目ではありますが、そこに若手を中心とした先生方のご理解と継続したトレーニングは欠かせません。

2コマのレクチャーと２時間にわたるハンズオンの実際の様子です。



セミナーでは、安全なCVカテーテル挿入法の習得を目標として、前半の講義ではCVカテーテルの必要性や挿入方法を学習し、後半はシミュレーターを用いたハンズオン形式のトレーニングを行いました。


それぞれの内容も大変好評をいただき、大盛況でセミナーを終えることができました。



あっという間の３時間でした。



大分大学麻酔科ではセミナー等を通じ、研修医を対象とした臨床教育を継続して行っていきます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


麻酔科、山本俊介