麻酔科学講座の動き

2016.07.01学会・研究会・講演

2016年6月25日 第26回日本集中治療医学会九州地方会が開催されました

2016年6月25日沖縄県恩納村にある沖縄科学技術大学院大学で、第26回日本集中治療医学会九州地方会が開催されました。



当教室からは、教室員の先生たちの演題発表に加え、当大学医学科5年生の麻酔科研究室配属を選択していただいた学生さんも発表しました。初めての学会参加でありながら、あの会場の緊張感の中、その雰囲気に臆することなく立派に発表を終えてくれました。研究室配属から約1年、彼の成長ぶりに、私達も驚きと同時に、喜びを感じることのできた学会でした。

彼らの今後のさらなる成長が楽しみです!

大分大学麻酔科学講座に興味がある学生さん・研修医の先生方の参加を募集しています。
興味がある方は遠慮なく教室員に相談してください。

以下、参加した学生さん(医学科5年生)と研修医の先生(1年目)の感想です。

医学科 5年生

今回は、麻酔科の先生方のご厚意により沖縄で行われた学会に参加させて頂くことが出来ました。そして九州・沖縄地区で集中治療に携わられている先生方の中に混じって4年次の研究室配属の際の成果を発表させて頂きました。
学会で発表することはもちろん初めてで、想定外の満員の聴衆のためとても緊張しました。質疑応答で頂いた質問に答えられず、質問に対応するためには幅広い知識と臨床経験が必要であることを痛感させられました。練習通りにはいかないこともある学会発表の難しさ、自分の未熟さを感じました。しかし学生のうちにこの様な経験が出来るのは大変貴重なことだと思います。この経験を無駄にすることなく、日頃の実習に対する取り組み方や、発表などに活かしていきたいです。
正直、私のような学生が九州の集中治療の専門家の先生方の前で発表することなど想像もつきませんでした。しかしながら、指導医の先生をはじめとして麻酔科の多くの先生方に手厚いご指導、エールを頂きながら事前準備を行う事が出来たので自信を持って学会に臨むことが出来ました。今回のような貴重な経験をさせて頂いたこと、本当に有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。

大分大学医学部附属病院研修医1年目

学会に連れて行って下さり3日間大変お世話になりました。
後輩の発表に関してですが、発表・質疑応答と通して何故か自分のことのように悔しかったことが今回の学会を通じての率直な感想です。でも仮にあそこに自分が立っていたとしても、今の自分では何にも言い返すこともできないと思うと悔しい想いがこみ上げてきました。言われっぱなしでは納得できないですし、もっと勉強しようとモチベーションを高めることができました。私は2年前に福岡であった日本救急医学会で発表させていただきました。当時は学生ですし討論し合えないと思っており2年前の自分と後輩の姿が重なり、本当に恥ずかしかったです。恥を知りました。モチベーションを高められたのも、恥を知れたのも前回、今回と学会に連れて行ってくださったからであり、本当に感謝しています。自分の中で少しだけ成長できた気がしますし、道中で先生がたに話していただいたこと一つ一つが自分に響きました。飲み会でも、本当にありがとうございました。
来月から関連病院の救急科で研修してきます。次回大学病院の麻酔科を回らせていただく際は、少しでも成長した姿を見せられるよう修行してきます。今後ともご指導宜しくお願い致します。